2025-11-01

文化財登録準備

 「すんません、勝手に資材おかせてもろちょって。

ここん木陰で休憩したら楽ーじゃっとですわ。」

「あーあー、良いとですよ。

置いちょって、使ってください。」

 

 こんにちは。

調査兵団兵士長 なべ・アッカーマンです。

 

 事の発端は、うちの敷地にお隣の工事資材が、シレッと置かれてたことからでした。

が、まあ田舎ならではの、お互い様精神の発揮。

都会だとこういうモードにはなかなかなれんですから。

 

 ですが見ると、裏庭が巨大樹の森になっていました。

春に駆逐したはずの樹木雑草が、10月には5メートルを越え、鬱蒼と繁茂していました。

やはり、手入れが行き届かない空き家は、こうして周囲から知らず知らずに、雑に扱われるんですな。

 

 なので、私決意しました。

「1本残らず駆逐してやる。日本庭園に変容してやる。」

 

 そう、雑草は水と太陽があると、無限に宇宙へと伸びてゆきます。

宮崎、雨と太陽、山ほどあるとです。

 

 ので、置き石と砂利で埋め尽くしてやろう、やるからには日本庭園みたいにしてやろう、春には毛桟を敷いて和服で典雅に茶を淹ててやろう、

そう思い至ったのでアリマス。

 

 完成した暁には、お隣さんを招いて大茶会をしてやろう。

「はっはっは、愉快愉快!」と高笑いしてやろう、

そう誓った、2025秋の宮崎帰省でした。