出掛けに家の玄関で、左の靴のソールが、バリリ、、、と盛大に捲れました。
ショックでしたが、まあ出先でめくれたら難儀だったので、
(あーこれは今捲れてくれて有難かった!)
と思ったのですが、どうやらこれは、虫の知らせのようでした。
出先で、足を挫きました。
左足首。
大昔の人であれば、ソールが捲れた時点で、
(あな、あやしや。これは方位が塞がっておるぞ。これ、陰陽師。これから方違えを致す。とく占いを立てよ。)
となり、2、3日どこぞの屋敷に、迷惑極まりない泊まり込みをし、数日かけて目的地に行く、という安全策を施すのですが。
私もスマホも現代アイドルも何も判らない、レベル太古人ではあります。
なのですが、間違って2024年に生きてしまっているので、さすがに太古の風習に基づいて、宮崎行きの方違えとして、まず北朝鮮に行き、中国、ベトナム経由、そして宮崎へ、とはやれないです。
なので、迂闊でしたが、今回油断してやっちまいました。
虫の知らせ、すまそん、生かせませんでした。
でまあ足首の痛みはサロンパスに一任したのですが、ふと気が付いたら満足に歩けない障害を持つと、風景が違って見えることに気がつきました。
足を引きずる私を見て、近くで談笑していた高校生らしき男の子たちが、
『お疲れ様です。』
と、知らない私に声をかけてきて、何か手伝いましょうか?のような素振りを見せてくれました。
ファミレス『味のおぐら』に入ったら、私の様子を見て、
『あー、足痛いね。じゃ、近くの席にどうぞ。』
と、即座に気さくな気遣いを見せてくれました。
宮崎人、改めて、すごい。
優しいというより、すごい。
そもそも、その辺を歩いているだけの人を、実に羨ましい、と感じている自分がいます。
(あんなにスタスタ歩いて、なんて幸せなんだろう、あのオッチャン!)と心底思います。
その辺のコンビニでコーヒー買うだけで、普通1分足らずのはずが、5分経過、5分経過。
改めて、普通に生活を送れることが、如何に奇跡か。
普通に暮らせるだけで、超絶贅沢なことを学びましたね~🍀足首痛いおかげで。
そうして、幸せの基準を再認識できた、ちょっと前の6月の連休でした。
だからみんなにさー、お土産買っていけなくてさー。