人間も動物ですから、気持ちのいいことされると、フワーッと力が抜けますよね。
いわゆる、ツボみたいなところをナデナデされると。
近所のうーちゃん(別名ゴルゴ・オスの茶トラ猫)が、よくこんな反応をします。
4,5年前から顔見知りではあったんですが、仲良しになったのはごく最近で、それまではゴルゴ、ゴルゴを勝手に呼んでいたので、無反応でした。
で、去年の夏、猫おばさんが猫ご飯を、私のバイクの横にセッティングしてたので、そこからなんとなくゴルゴの話になって、そこで本名はウーちゃんだということを知りました。
正式には、ウーウーうなるから『う助』というらしいです。
ちょうどそこにやってきたのが当人で、ナベなど見向きもせず一直線にご飯に向かったので
「あら、ウーちゃん、こんにちは。」
と、何気なく声をかけてみました。
、すると、面白いもんですね。
ウーちゃんは、
エッ?あんた誰?
という顔をして、きょとんと私を見ました。
人間も猫も、不意に知らない人に名前を呼ばれたら、面食らった表情をするんですな。
うーちゃんはしばらく不思議そうにナベを見ていましたが、それからですね。
なんとなく、なべとウーちゃんとの、心の交流が始まりました。
しばらくは、声を掛けるだけでしたが、ウーちゃんはだんだん、私に近づいてくるようになりました。
その頃には、うーちゃんのスイートスポット(とくに額から後頭部にかけて)も判ってきたので、会うたびにそこをなでなでしてやると、ウーちゃんはあまりの気持ちよさに、前足をグーパーして、握りしめるような仕草をします。
顔つきは、以前紹介しましたが、完璧に ”ヤクザ” です。
見たい方にはウーちゃんブロマイド進呈中です。
オス猫でそう若くないので、人間ならばオッチャンの部類ですね。
オッチャンがオッチャンをなでなでしてる訳です。
オッチャンはよく群れて遊んでますから、あれとおんなじですかね。
でも、ほぼノラ生活のうーちゃんは、なかなかなでてもらう機会はないようで、駐輪場でバイクをいじっていると、うーちゃんたら、いつも私の背後から
『ウーーー』
と声をかけてくれます。
ハッと振り返ると、そこにうーちゃんがちょこんと、座っているわけです。
なんか嬉しいですねえ~~~。
私も整髪店でのシャンプータイムは、とても貴重な至福タイムなので、頭を撫でてもらう気持ちよさは、とっても良く解ります。
ので、うーちゃんにそれをしてあげると、うーうーうなりながらうーちゃんも、至福のときを、今日も楽しんでくれているようです。