2006-05-15

お昼のテレビ

 そういえば、こないだ朝メロをなんとなく見たんですが、いやあ~ビックリしました。

 

 何にビックリかって、あのベタな感じと、イレブンピーエム(古っ)顔負けのキワドさにです。

えっっ、ホントにいいの?まだ朝10時すぎだよ、と思ったくらい、カラみがぶっ飛んでおりましてね。

 

 そのドラマは、マザコンの中年坊やと結婚している、30過ぎの美人妻が主人公でした。

絵描きの韓流系長髪イケメンと恋に落ちた嫁。

それを取り戻そうとする、マザコン中年(渡辺いっけいでした)が、そのおかんの入れ知恵で、仮病で入院。

嫁に(ああ私は、なんてイケナイ女なの。このままではまわりを不幸にしてしまうわ。あのひとへの思いはもう断ち切ろう。)と思わせる展開。

 

 まあココまでは、ベタベタで大変結構でいいんですが、そのあとが、深夜番組も顔負け。

美人妻は、そのイケメンとの最後のお別れで、図書館(密会場所のストイック系スタンダード)で会いましてー、

そしてなんとなく裏の倉庫に行きー、

本棚の本をなぎ倒しながら、

二人でエキサイトしているトコロを職員に見つかる、、、

という流れは、たとえその時間帯の視聴者は、ほぼ奥様だけとはいえ、いいのかな~?と感心してしまいました。

 

 そういや、数年前に見た昼メロは、それは美人妻とハタチの少年の設定だったんじゃが、

(もうこれ以上会ってはイケないわ)

(そ、そんな、僕の心を奪っておいておきながら)

(もう終わりよ、サヨウナラッ)

(ま、待って!)

と男、食い下がる。

 

 そこへ女の平手打ちが炸裂!!パシーン!!!

と、なんだかかなり、これがとってもイイ音してました。

どうも妻役が、本気でひっぱたいたようで、男役が少しビックリしてる様子が、ありありと映されていました。

 

 おいおい、こんな映像リアルすぎやん、撮り直しはナシかよ、と当時は思いましたが、今回の朝メロを思うと、日本の主婦の、憩いのひとときを満足させるには、それくらいの甘い展開と、リアリティがないと、ダメなんだろうなあ、日本の主婦はいつまでも恋心を忘れないんだなあ、みんな元気だ、元気があればなんでも出来る!、となんとなく思いました。

 

 そういや、主婦っていう字体と響き。

最近、一家の母的な暖かさの一面と、いつまでも夢を追う少女、みたいなニュアンスを感じるのは私だけでしょうか?

 

 韓流スター、あるいは仮面ライダーのアクションスターとかに、元気にキャーキャー熱狂する皆さんを見て、そう思うのです。

 

 反対に亭主、旦那さまといった響きには、なんとなくヨイショされて、頑張らさせられている哀れを感じます。

電車で疲れ切って正体もなく崩れ落ち、爆睡しているサラリーマンの方を見て、そう思うのです。

斜めに見過ぎですか?

 

 というわけで、今回のナベ日記については、特に女性の方は、ああなんかコイツほざいとるわ、一回しばいたろ程度に、聞き流してくれましたら幸いです。宜しくお願いします。