骨粗鬆症気味と診断され、運動してください、とお医者さんに言われて1ヶ月。
ささやかながら、運動に目覚めました。
はい、それは電車を使おう、というミニプロジェクトです。
ちょっとした移動には、極力電車を使うことにしました。
東京で仕事をしていて今更なのですが、普段クルマやバイクばっかりなので、ついつい電車のありがたみを忘れるものです。
でも、先日電車かバイクかの2択のシチュエーションがありました。
お茶の水の忘れ物を、新宿から取りに行く、私に許された時間はレッスンの合間の1時間。
私は電車を選択しました。
そして初めて、電車の機動力の凄さを目の当たりにしたのです。
まず駅のホームまで、早歩き9分。
待ち時間2分。
新宿・お茶の水間、なんと9分!(これが大きい)。
店まで早歩き3分。
片道ドアツードア、なんと23分。
都内なので、この時間クルマなら4〜50分はかかる距離。
結果、50分もかからず、舞い戻って来れました。
明日の朝、早起きして取りに行かずにすみました。
ちょっと一息、コーヒーでも飲んでる時間で、行って帰ってこれるという電車の実力。
実にビックリです。
またそれとは別の発見ですが、なんともとても良い運動になりました。
ホームまでの、超早足、階段のアップダウン。
かなり息が切れますが、考えを変えれば、これは程良いアスレチックコースですね。
おかげで、とても良い爽やかな汗をかきました。
間に合わなかったら、冷や汗だったでしょうが。
またクルマ移動の、ある意味で運を天に任せたものより、電車移動は時間が検索でき、余裕を持って移動できる点、安心確実。
かつますます歩く機会も増え、どんどん健康になって、メンタルにも体にも優しいという、ひとつ上の実力を秘めた、この文明の利器。
いまだに電車移動でこれだけ感動できる人もどうか、ですが。
まあおかげで、じつは先日も、電車移動に助けられ、昼夜連続の演奏仕事を、こなすことが出来ました。
ただこの回は、移動で汗をかいたのが、とても気になっておりました。
ですが、電車の神は、新しいナベ信者に、救いの手を差し伸べてくれていたのです。
そのお仕事は、三軒茶屋でのシニアの会だったのですが、どなたかのリクエストで、ブッフェに “くさや “が大量に置かれておりました。
ので、私は、くさや臭の立ちこめる会場で、自信を持ってサックスを吹きまくり、くさやの匂いの中、爽やかな笑顔を振りまきつつ退出したのでした。