2016-10-01

たね

 季節は秋ですね。

今年も、もう後半も半ばを過ぎましたが、それなりに皆さん色々あったんではないでしょうか。

今年の夏もやはり暑かった。

暑くてテンションが上がって、夏の楽しい事や嬉しいこと辛いことなど、色々と駆け巡ってひとしきりして、そんな様々なことがゆっくりと沈んでゆくのが、秋の季節ですね(う〜ん、メルヘン)。

 

 こないだ、(正確には昨日)ライヴ仕事帰りに、お仕事仲間の方とお話をしながら、ああなるほどな、と思ったこと。

 

 人には、誰でも色んな種があり、悲しみ、楽しみ、愛、喜び、妬み、憎しみ(こう書いてて色んな感情があるんだなあと感心した私)。

とある、インドの思想家曰く、人は知らず知らずのうちに、心の中でこれらの種たちに水を遣っている、と。

で、その人の生き方、生き様で、いつも喜びの種に多く水をやる人、憎しみの種に多くやる人、とそれぞれ水のやり方が違う、と。

 

 だから、いつもトラブる人というのは、実は心の中で憎しみの種にばかり、水を遣ってるからいつの間にかそれが大木なっていって,他の芽が全然成長せず、人と諍いばかり起こすことになる、という考えだそうです。

逆に喜び、慈愛の種にばかり水を与える人は人に慕われ、トラブルが起きてもその観点から接するので、トラブルが憎しみへと発展せずにスルーしてしまう。

これが憎しみの種の人なら、きっとここで得たりとばかりに、それを拾って喧嘩になるんでしょう。

 

 きっと、これをいわゆる

『オーラ』

と、言うのではないでしょうか。

喜びの『気』、怒りの『気』、目には見えなくともそういうものを発信し続けていると、いつの間にか同類の『気』同士が反応して、わらわらと集まってくるような気がします。

 

 普段の生活の中で、どの辺りに心が引っかかりやすいか。

自問してみると面白いのではないでしょうか。

ちなみに私は

『可哀想』

『もったいない』

『良いことも悪いことも3倍返し!』(これらは気か?)

に、心が引っかかりやすいかな、と感じました。

今年の夏は『あーもーいいよ。どーせどーせ』にもよく引っかかってましたね。(??)

 

 色んな種、があると思いますが、すこしでも明るい色の種をチョイスして、お水を遣っていきたいな、と思う秋の夜でした。