2012-09-15

なに肩?

 当たり前のことですが、人間歳を取ってくると、体のあちこちに支障が出てくるもんです。

でもこれまで、何となく40数年生きてこれましたから、この状態が少なくともあと20年くらいは、続くんじゃないかなーなんて、都合のいいことを考えがちです。

 

 でもやはり、どうやら人生そうじゃなさそうです。

年配男性の方と知り合いになると、こちらとしては相手を、かなり年上に感じます。

ですが、逆に若い世代の人と知り合いになっても、全然自分が年上とは思わないんですね。

自分で自分自身を、実際より10年程若く、勝手に思い込んでいるようです。

 

 最近、右肩が後方に上がりにくくなってきてましてね。

で、そのことを70歳すぎの方に話したら、

「あ、それ俺と全くおんなじ症状だ。年取ってくると、骨が出っ張ってきて神経に触るそうだよ。

60肩はどうやっても人間起きるって医者が言ってた。」

と、言われました。

 

 この瞬間、いろんな思いが頭の中を去来しました。

 

 まず、先ほどの10年無意識サバ読み本能。

これは、どの方もそうみたいです。

この方はどう見ても、年相応の70代。

ですが『60肩』の発言がごく自然だったので、この方の精神世界は60代初頭に位置してるようです。

私と同じ、思考回路の持ち主です。

 

 次に、『俺とおんなじだ』発言。

自分ではまだ頑張って、実年齢通り40代を疾走しているつもりですが、60肩ひとからげにされた事実をみると、私の見てくれは、世間的には、そうそう若く見えてないようです。

 

 次に、ハッキリ言うと『老い』の前兆が、今すでに起り始めている、という事実です。

でも心はそれを認めてませんから、ついつい、

『40肩とは、ちょっと違う気がするが、何だろう? この痛いの』

などと、何か重い荷物を持ったせい、みたいにして、40肩の可能性をスルーしていたようです。

 

 でもやっぱり一番ショックだったのは、俺とお前は同世代!と、本気で思われていたことですね。

自称60肩の70代に。

 

 でもこれからの人生、より健康に過ごすためにも、お医者にはきちんと通った方が良さそうです。

皆さんも健康にお過ごしください。