当たり前のことですが、人間歳を取ってくると、体のあちこちに支障が出てくるもんです。
でもこれまで、何となく40数年生きてこれましたから、この状態が少なくともあと20年くらいは、続くんじゃないかなーなんて、都合のいいことを考えがちです。
でもやはり、どうやら人生そうじゃなさそうです。
年配男性の方と知り合いになると、こちらとしては相手を、かなり年上に感じます。
ですが、逆に若い世代の人と知り合いになっても、全然自分が年上とは思わないんですね。
自分で自分自身を、実際より10年程若く、勝手に思い込んでいるようです。
最近、右肩が後方に上がりにくくなってきてましてね。
で、そのことを70歳すぎの方に話したら、
「あ、それ俺と全くおんなじ症状だ。年取ってくると、骨が出っ張ってきて神経に触るそうだよ。
60肩はどうやっても人間起きるって医者が言ってた。」
と、言われました。
この瞬間、いろんな思いが頭の中を去来しました。
まず、先ほどの10年無意識サバ読み本能。
これは、どの方もそうみたいです。
この方はどう見ても、年相応の70代。
ですが『60肩』の発言がごく自然だったので、この方の精神世界は60代初頭に位置してるようです。
私と同じ、思考回路の持ち主です。
次に、『俺とおんなじだ』発言。
自分ではまだ頑張って、実年齢通り40代を疾走しているつもりですが、60肩ひとからげにされた事実をみると、私の見てくれは、世間的には、そうそう若く見えてないようです。
次に、ハッキリ言うと『老い』の前兆が、今すでに起り始めている、という事実です。
でも心はそれを認めてませんから、ついつい、
『40肩とは、ちょっと違う気がするが、何だろう? この痛いの』
などと、何か重い荷物を持ったせい、みたいにして、40肩の可能性をスルーしていたようです。
でもやっぱり一番ショックだったのは、俺とお前は同世代!と、本気で思われていたことですね。
自称60肩の70代に。
でもこれからの人生、より健康に過ごすためにも、お医者にはきちんと通った方が良さそうです。
皆さんも健康にお過ごしください。