2005-02-01

キャッと叫んでろくろ首になる

 昔の言い回しで、過去の自分のあまりの失態ぶりを思い出した時、”キャッと叫んでろくろ首になる”という言い回しがありまして、そんなお話。

 

 20代の若かりし頃、ライヴハウスでの出来事です。

当時は仲間内で、アフロファンクバンドを組んでおりまして、結構、激しめの音楽をやっていました。

で、サックスソロというのは目立ってナンボのモンですので、わたしも結構ハッスルして、吹きまくっておった訳です。

で、コードの要らないワイヤレスマイクを、ガツーンとサックスにくっつけて、足をハネ上げるわ腰を振りまくるわ、もうノリノリでソロに突入!会場もノリノリ。

ここまでは良かった。

 

 で、よせばいいのに、カーンとロングトーンをカマしながら、客席にジャンプしようとして、客席への昇り降り用の木の階段に着地しようしました。

でも楽器を高らかにもちあげながらジャンプしたので、階段部分を狙ったはずが(よせばいいのに格好付けで、サングラスまでしていた)、その両脇を支える縁の部分に、足をついてしまいました。

ので当然、滑ってそのままツルリといき、一瞬に風景がでんぐり返ったのと、キャ~という悲鳴とドターン!あいてててーっという衝撃!!

お客も、プレイヤーも、PAもアゼンとしておりました。

でもまあ、火事場の馬鹿力、頑張って、すぐにサックスをブリブリーっと、華麗にターン!しながら立ち上がったのですが、これもやんなきゃよかったかも。

 

 数日後、心の傷も癒え、会場に据え付けられていたビデオを、再生して見たのですが、、、

 

サングラスの、実にカッコいい姿 →

ロングトーンでのけぞったまま、階段にハイジャンプ!! → 

その格好のまま、スウーッとお客の波に、何事もなく消えていく →

ターンしながら、波の中からくるくるーって、浮上 →

よく見ると、お客の顔が大爆笑。

 

 あー、じつにコント。

 

 かっこつけて、コートの襟なんか立てちゃって、シブく六本木あたりを歩いてて、バナナの皮に滑ってしまった、、みたいなカッコ悪さ。

でもみなさんにもきっとあるでしょう。

ふと思い出したら、一気に頭に血がのぼって、キャッと叫んでろくろ首にでもなってしまいたいような話。

 

 こういうの、” あー、懐かしいなあ ” 、なんて思えるようになるまで、何億年かかるのでしょうかね。