毎度。前回の続き。
その夜ガクガクな目に合った件です。
20数年ぶりのバイクなので、街乗りに早く慣れるために、究極パターンの高速で特訓だ!
と、夜の湾岸線に出たのですが、冬の夜の湾岸線は、20年ぶりのバイク乗りにとっては、極限な世界でした。
時速80キロを超え始めたあたりから、超強力な風圧が、前から横からバイクを襲います。
しかも湾岸線は、産業高速道路なんで、大型トラックが何十万台も走ってる高速道です。
極寒、極限の危険、大爆音の中での運転操作は、車の時を1、としたらバイクは10、の集中力と注意力が必要となります。
もう特訓というより、生きるか死ぬかになりました。
逃げ込むように、横浜大黒パーキングに入ったんですが、ここで事件は起こりました。
そう、バイクが急に動かなくなったのです。
パーキングに止めた瞬間、ストンとエンジンが止まってしまい、何回セルを回してもキュルキュルいうだけ。
肝心のエンジンは、全くかかりません。
周りのバイク乗りたちが興味津々で覗く中、
” いやこのバイクは古いだろ、なかなか気難しいから仕方なくてねー”
なんて顔をしながら、内心はオロオロしてました。
そうこうしているうちに、バカでかいスピーカーを積んだ、変な車集団が到着。
競い合うように大音量で、ドンドコドンドコ始めました。
何ここ? 何これ?
この非日常な状況に、もうかなりヘコミました。
まあ、暴走族とかじゃなかったんで良かったんですが、このドンドコ部隊のせいで、バイクショップともウルサくて電話出来ず、プラグを掃除しても直らず、途方にくれました。
冬の夜に、体重200キロのグラマー美人を、高速を押して帰るのは、なんとも寂しい辛い話じゃあないですか。
あーあ、初手からいきなりレッカーのお世話になるのか、悲しいなー、と、ふとバイクのグリップをみると、、
おや?
エンジンキルスイッチがいつの間にかオフ・・・・・・・・
なんじゃあ、こりゃあ!!!(By 優作)
キルスイッチとは、緊急時のエンジン停止スイッチなんですが、たまたま手袋の先が当たって、ストンとエンジン停止になってたみたいです。
で、久しぶりのバイクだから、その辺の経験値が呼び戻されず、オタオタしていたらドンドコ部隊到着で余計、パニクったと。
いや、初めての夜走りは、大変とってもいい思い出になりました。
要はライダーするなら、シッカリしなさいよ、と、こういうことですね。
安全運転!
車もバイクも気をつけて!