2018-05-15

サイドウール

 先日、我がふるさと宮崎に帰郷した際のことです。

 

 気温も高くなってきて、実家の草ぼうぼう状態がだんだんヤバくなってきたので、わたくし、到着するなり、ジャキーンと草刈りマシーンを肩に背負い、必殺草刈りマンと化し、もう一心不乱に草を刈りまくりました!

刈った草は、袋詰め約10袋。

宮崎グリーンセンターに即日運搬し、草刈りマンは1日の使命を終えたのです。

 

 日もすっかり暮れ、実家で充実の一時をコーヒーと共に過ごしていたら、妹さんが来着し、子供の吹奏楽部の臨時コーチの話を持ってきました。

いつも役員のお母さん方同伴での練習との事で、PTAで一致団結しているようですね。

もちろん快諾し、打ち合わせを終えたのですが、その後妹さんからのメールで、衝撃が私を襲いました。

 

 『今日は実家の作業をされたとのことで、今日のとこは仕方がないので良いのですが、どうか身だしなみには気を使ってください。

父兄のお母さん方の中にはサロンで働いてらっしゃる方とかもおられますから、どうか理容には注意して、爪が黒かったり(草刈りのせいです)汗臭かったり(草刈りのせいです)とかがないよう、くれぐれも気をつけてもらえると助かります。

で、出来ればで良いのですが、これから夏場ですので、どうかどうか、脇の毛を剃っていただけませんでしょうか。

それだけで汗臭さが違ってくるので。出来ればで良いのですが。

脱毛は大変なので、せめて剃ってもらえることを期待します。』

 

 ガーン!!!そんなに草刈った?(臭かった?)

おん年50いくつで、脇毛にサヨナラを告げないといけなくなるとは。。。

あまりにも悲しい!

我がの汗臭さを棚に上げ、正直、そう思いました。

言われて初めて気が付くことって、まだまだあるんですね。

 

 まさか自分がここまで脇毛を愛していたなんて、思ってもみませんでした。(そっちかい!)

ので、脇毛は剃れませんが(譲れませんが)、身だしなみには注意します、とお返事しました。

まるで、学校の先生に叱られた気分です。

 

 ですが、脇毛は譲れない自分を再確認したことは、大きな発見でしたね。

自分のアイデンティティが脇毛にあったとは。

これから夏場ですので、実家で寝っ転がっている間に、妹にいつの間にか脇毛を剃られたりしないよう、身だしなみには注意を払わねば。

そう決意した、5月の空でした。