2年間履き続けたブーツが、つま先からベローンと口を開け始めました。
限界原形質分離のようです。
お値段はそんなに高くなかったですが、やはり日本製は、保ちがとっても良かったですね。
ありがとう、と心からお礼を言って、お別れしました。
実はこのブーツには相棒がいて、通販で買ったカッコいいロングブーツだったんですが、これが海外製にありがちな、形だけ、というやつでした。
買って一ヶ月で、土踏まずの接着が取れてきて、雨がしみ込む最悪パターン。
即、お役御免。
なので、先のブーツ君に2年間も孤軍奮闘してもらったわけです。
なので今回の話。
ちょっと頑張って、通販でまともそうなメーカーをチョイスしてみたんですが、最近どうも脇が甘いです。
リチャード・ナントカというメーカー名だったのですが、イギリス製ではなく、またもや例の海外製でした。
後で気付くところが、まあなんともですが。。
で、やはり今回もちゃんと、期待通りのしかけがありました。
靴を巻いているファッションベルトのボタンがスカスカな為、いつのまにか、足からスルッと抜け落ちてしまうんです。
抜け殻は、馬の口輪みたいに路上に転がっているので、その姿は何とも情けないこと、この上ない。
なんでこんなに彼の国のお品物は、詰めがおおざっぱなんでしょうか。
仕方ないので、今回は頑張って修理することにしました。
まずホームセンターで、同じ大きさのスナップボタンを購入。
で、やってみましたところですね。
スカスカのボタンをニッパで外し、買ってきたスナップボタン片面のトゲトゲを、ベルトに押さえつけて咬み込ませ、プライヤーで挟み込むと、ハイ一丁上がり!でした。
あまりにもあっけなかった。
我ながらウットリでした、
何と仕上がりバッチリ!という充実感!
これが合計8カ所もあったので、8回の幸せがありました。
ギュッギュッ、噛み込ませ!
パチン、ハマったー! 完成!!
いい感じー。このハマり具合。
パチン!これこれこの感じ!この抵抗感だよ。
ある程度押さえてこそ、パチッとハマる、この適度な緊密度。
ハマった瞬間の、スッキリ感。
やはり、こんなチマチマしたパーツは、日本製に限るね!
幸せを運んでくれる、日本の工業力水準の素晴らしさに大興奮した、ある日の休日でした。