打楽器の太鼓はその昔、狼煙代わりに遠くの仲間に、火急を知らせる伝達手段として活用されたとか。
近くだけではなく、意外な遠距離にまで届く周波数として、クジラとかの唸り声もそうらしいです。
いろんな音の響きがありますが、最近ちょっと発見したよく通る声の響き。
それは、、、さあ、お父さんの時間です。
私が発見したソレは、、、スッチーのささやき声です。
懐かしいですね。スッチー☆
今は客室乗務員と言いますが、僕は断乎、スチュワーデスで良いと思いますよ。
今、呼び方変更の署名活動をしているところです。みなさま応援お待ちしています☆
で、このスッチーの妙なるささやき声が聞こえてくるのは、飛行機の離陸後です。
シートベルト着用ランプが消えてからしばらくすると、聞こえてきます☆
(○○○サ○○~、~ス○○サ○サ○○○シ)
遠くからカサコソと耳に聞こえてくる、スッチー独特のサ行のささやき声。
その、耳元に忍び寄ってくる、甘きかすれた息をば、吹きかけられているような、こしょばいい感覚。
かといって、どこかハイクラスな、まるで銀座にいるかのような上品さを感じるのは、スッチーならでは🌟だからでしょうか。
このハスキーなささやきがカサコソと聞こえてくると、
(おぅ、ワシのコーヒーがもうそこまで来たか、どれ、ドッコイショ)
と、認識するわけです。
そう、お楽しみドリンクサービスの時間なのです。
前後で搭乗客に飲み物の案内をする時、なぜかサ行の発音だけが飛行機の騒音をすり抜けて、よく聞こえてくるんですな。
『お客サま、お飲み物はいかがなサいまスか』
→ 『、、、サ、、、サ、ス、』
という具合で、小声の声かけなので、息の切れが軽いサ、シ、スがなぜかよく通る訳です。
実際に面と向かって話す分には、全単語がドカーンと、フツーに等しく聞こるだけなんですが、遠くの話し声になると、不思議なことにカサコソと囁くようなサ行が、耳元に聞こえてきます☆
あーなんか、こそばいいー。
今日もあのささやき声でスッチーはお客様をおもてなし、夏の青空を軽やかに飛んでいることでしょう。
今回はちょっとした夏の思い出の、スッチー物語でした。
でもこないだ搭乗中に、コーヒーをこぼしたので、スッチーさんにペーパータオルかなんかください言ったら、
『シートは濡れませんでしたか?』
『シートにはかかりませんでしたか?』
と、マジ顔で先に座席の心配を、最優先されてしまった。
ちょっとムカついた、夏の思い出。