2015-09-15

ドリンク、生ひとつプリーズ

 こないだ、発表会がありました。

場所は、毎年贅沢にも新宿の老舗ライヴハウス”サムデイ”。

秋の風物詩として、またその年の集大成としてのお祭りイベントです。

 

 みんなと集まって一つのことをやる。

私は個人事業の人間ですから、なかなかそういう集まり的なことには無縁なのですが、趣味の集まり、ライフワークの集まりとしてのこういう楽しい発表会が開催できることは、とても個人的にも貴重な有難い催しです。

 

 音というものは、時間の経過とともに過ぎ去る音の波長の連続なので、その場で感じるものが全て。

出る音に対して、どういう風景が見えるかは、その場にいないとわからない、とても不確実な水ものと言えると思います。

 

 ただこのライヴで感じる感情、上手い下手はあまり関係がないところでの、不思議な音のパワー、心に及ぼす作用というものの超現実感に、私は近年すっかりハマっています。

それはCDを聴いて感じるのとまた違う、その人が音を奏でている、その波動でしか感じ得ない風景、心の浮遊とでもいいましょうか。

商売柄、斜めから分析する音の聴き方を、専らとしてきたのですが、そこからようやくすこし脱却できたようにも思います。

 

 今年もとても楽しませてもらいました。

私見ですが、演奏曲がとても気に入っている度合いが強い方ほど、こちらに伝わる波長に、心ざわめくFANの要素が多かったように思います。

ステージ上は全て生なので、きっと奏者のハートがバンドに伝わって、それが心地よい音として、増幅してこちらに届くのでしょう。

それが、とても気持ちが良い。。。

 

 いやあ、本当にとても楽しかった6時間の会でした。

もう来年から、お酒飲みながら進行していいですかね?