暑い夏も、もう9月。
皆さん、お元気にお過ごしですか?
私は今年の夏は、帰省も旅行もままならない分、ユーチューブ三昧にて過ごしました。
自分は田舎者なので、やっぱり郷里宮崎の山がつの風景とかを見ると、心が落ち着きますねー。
で、便利な世の中になったもので、田舎に帰れなくても、ユーチューブでは自分の代わりに、宮崎のローカル線の車窓をアップしてくれている人がいるのです。
始発宮崎駅から、終着駅志布志までの2時間近く、ノーカット。
よくあるムード盛り上げよう的な、余計なBGMとか、一切なし。
まさに、旅気分♪
こんした、わかっちょりゃる!!
(この人は、判ってらっしゃる!!)
思わず叫びましたね☆
映像も、前面車窓や座席から眺める風景など、乗車感覚のツボを押さえた編集で、まんま代わりに旅行してくださっておられます。
線路の脇にうっとうしいくらい繁茂した雑草が、南国の陽光の中、気動車キハ40の爆音に、踊るようになぎ倒されてゆく風景。
そしてそれは子供の頃、いつも見ていた眺めそのままです。
秋に向かって、徐々に忙しくなりつつあるなか、時間の隙間にちょっとずつ眺める、それらの懐かしい夏の風景。
見ていて思い出されるのは、カブトやクワガタを捕まえに分け入った、むせ返るような夏山独特の匂い。
めちゃくちゃ暑い日差しなのに、ビックリするくらいに冷たく気持ちよい、ゆったりと溢れていた川の流れ、など。
ただあの頃、いつも周りにいた大人たちは、すでに人生の佳境に入り、いつの間にかその代わりに自分がそこにいて、風景は一緒でも、懐かしい人たちがいなくなったそこに、ポツンと佇む現実。
それはなんとも、違和感しきりなのですが。
それでも田舎の夏は、40年前とすこしも、変わりがないようでした。
あー、また昔のように夏休みの日々を、海に潜ったり山で川遊びしたり、家でスイカやかき氷を食べながら、ダラダラしたいなあ。
あの頃は、楽しかったなー。
昔と変わらない風景に、ようやく夏らしいひとときを、少しだけ過ごせた気分になれました。
遠く江戸時代から受け継ぐ、渡辺家のプライベートビーチ