2005-04-01

ヲタクの気持ち②

 若いころは全然良さが分からなかったものに、盆栽があります。

よくおじいちゃんとか、波平さんとかが、庭とかに並べたりしてますが、あれって女性の方も、年をとったらハマルものなんですかね?

それはあんまり聞きませんよね。

 

 やはりああいうものは、男性の趣味なんじゃないかな、と思います。

そして、自分だけの小宇宙を持つ喜びという趣味は、年齢と共に対象こそ変わっても、そのコレクション的スタイルは変わらないものなのかなあ、と思います。

 私はチビナベの頃は、

牛乳ビンの紙のフタ(実にいろんな色と模様があり、集めるの楽しかった~)、

幼稚園の頃は、ウルトラマンの科学特捜隊のバッジ(プラスチック製でちっこいアンテナが伸びるやつで、これも実にいろんな色)、

小学生では、ミニカー(当時のミニカーは、作りがラフで妙に魅力的でした)、

ゼロ戦、戦艦大和のプラモデル(どちらかと言うとプラモ箱の絵を見るのが好きだった)

 

に続いていって、だんだん大人になり、最近久々に収集しているのが、

 

ペットボトルのキャップに、オマケで付いている ” ジオラマ “(鑑賞用の模型みたいなやつ)

です。

 

 どういうものかといいますと、6個1シリーズになっていて、繋げるとお茶畑の風景になるのと、農家の庭先の犬がいたりネコがいたり、お婆ちゃんが日なたぼっこしてたりの風景シリーズです。

これらはとってもちっちゃい(3センチ四方角)のですが、よくみるとかなり精密にできているんです、これが。

 

 お茶畑のは、軽トラがあぜ道をブルルルーと走っていたり、じっちゃんがお茶の葉を摘んでいたり、清流の脇で水車が回っていたり、もちろん色もしっかり白の軽トラに、茶にくすんだ茅葺き農家に、透明な青の清流。

 

 なあんだか、ボーッと見てたら、とても和みます。

 

 庭先シリーズは、縁側のフスマが半開きで奥が少し覗けたり、とっつあんが麦わらを顔にかけて昼寝してたり、もう平和な田舎の風景が、そこには広がっております。

そういうのにハマっているので、じきに定石通りに、盆栽なんかに走り出すのかも。

 

 だって、あれも、自然の風景のジオラマですよねー。

この幹のくねりがいいとか、このコケの付き方がどうだの、う~ん、この葉の茂りは微妙だとか、きっとそれって、平和な楽しい会話のような気がします。

 

 というわけで、わたしと共に、平和なオタクの会をやりたい方!

ご連絡お待ちしています。