最近手元からモノがよく落ちるようになってきました。
というか、手元が、おぼつかなくなってきたような気がします。
よく携帯とかICレコーダーとか、自分が大事にしてるモノに限って、取り出した拍子になぜか、手元から勢いよく羽ばたくように、ポーンと飛んでいってしまうんですよ。
で、小刻みな傷がアチコチについちゃって、うーんとなる。
こないだなんか、朝、床に落ちた水を拭こうとして、キッチンペーパーを手にした瞬間、ロールペーパー自体がまるで生き物のように、手から弾け飛び、そして放物線を描いて、その水たまりに着地しました。
この瞬間、
なぜこうくるかね、
一番ムカつく。
字余り じゅんいち
また最近ですが、朝のお楽しみをセッティングしてたら、手が何故か、お味噌汁のお椀を、横殴りにビシャーン!、とヒット。
朝からもう、やる気マイナスまで落ちてしまいました。
味噌汁茶碗、、目の前に見えとるっちゅうねん!
なして、手をそれめがけて振るかっちゅうねん!
人生も40年を過ぎると、生き方自体も大雑把というか、だいぶアバウトになってくるんですかね。
脳がキチンと働いてくれないというか、サボってる感じはよくします。
そういや、またこないだですが、宝くじ売り場の前で、風に吹かれた瞬間、ナゼかお釣りの300円を勢いよく公道に撒き散らしてしまい、しかも一つとして、転がった先を、目でモニターできませんでした。
唖然と茫然が重なって、人生終わりたくなりました。
ただその時、周りの数人の歩行者の方々が、1人一枚ずつアチコチにバラまいた300円を、それぞれ無言で拾って、廃人の私に手渡してくれました。
なんかそれだけのことですが、もう超感動しました。
東京の人って、優しい人多いですね、と弱った心が思いました。
その宝くじは、30連敗中です。
ただ、宝くじ売り場のお姉さんが、わたしの姿を近くに見ると、スクラッチ一枚を、スッと用意してくれるようになったのが、とても嬉しく思います。
何千人、何万人いる、宝くじバイヤーの中で、月曜日の3時の私を、覚えてくれてるんですね。
自分の中では、この2つのエピソードは、最近のようやく救われる話です。
要するに、何が言いたいかというと、人というのは助け合って生きている、ということです。
どこかで支えあって、お互いを励ましあう。
そして、年をとって手元が狂う、ということです。
お判りいただけましたでしょうか?