2007-03-01

噂の

 先日、夢でえらくなつかしい場所に、タイムスリップした夢をみました。

 

 時代は大正、昭和の頃の設定でしょうか。

トタンでできた、粗末な家々の裏路地を抜けると、町工場の鉄の焼けた匂いと煙りが、あたり一面に漂っていました。

 

 で、なぜか見覚えはないんだけれども、子供の頃に出会った、懐かしい人々がそのあたりにちらほらといて、自分に話しかけてくるといった状況です。

自分も、不思議となんの違和感もなく、普通にそこに溶け込んでいて、とっても心が休まっていく感覚。

とっても長い道のりだったけれども、ようやくここへ帰ってこれたなあ、といった感じですか。

 

 目がさめた時、なんだかとても幸せでした。

でも、夢にみたその場所は、まったく見覚えはないんです。

ですが、そこに帰れたことに、とっても幸せを感じたのです。

なんとも不思議ですが。

 

 この感覚は一体なんなんだろう、と。一つの夢として、忘れてしまうにはあまりにも、重要ななにかがあるような気がして、今回はちょっと自分で、スピリチュアルに(意味イマイチ解ってない)考察してみた結果。。

あくまでも自分の想像ですが。

 

 

 これは、臨終の夢ではないかと。

 

 

 想像ですが、その夢でみた世界は、やはり自分の遠いルーツに関係する風景の一部であって、その封印された前世の記憶が、ちょっとしたはずみで、たまたま出てきたのではないかなと。

 

 本来は、そういった風景や人々の記憶というのは、通常は人の魂が、体から離れる時に、初めてその封印が解けて、その魂がこれから戻るべき世界への、道しるべになるんじゃないかなあ、と思います。

 

 以前テレビでみましたが、脳の一部を刺激すると、子供の頃とかの古い記憶が蘇る、という実験をやってました。

で、そこの部位というのは、脳が活動を終える最後の時に、信号を発する場所みたいです。

 

 もしそうだとすると、わたしの脳は終わりかけてるということか?。

ですが、私はまだ、俗世に未練たっぷりですから、しぶとくこちらの世界で、只今現在ピンピンしております。

 

 ただ、その夢の世界には、安らぎのみがありましたから、やはりこれってウワサに聞く

『走馬灯』

とかいうのの、もしかしてイントロ部分?と、思いました。

 

 そう考えるのも自然に思われるほど、救済を感じた夢でした。

普段は、カレーパンを買いそびれたりとか、A定食が売り切れとか、へんな夢しか見ないものですから、たまにはいい夢も見れるんですね。

 

 でもなんとも不思議な夢だったなあ。