2011-10-01

地図

 地図を広げると、なぜか旅をしている気分になります。

 

行ったことのない場所の地名、観光名物の表示を見ていると、もうそれだけで文字通りトリップしてしまいますね。

 

 最近は、パソコンのグーグルマップがあるので、ストリートビューで実際の風景を見たりもできます。

でも地形図は、好き勝手な風景が頭の中に浮かんできて楽しいです。

 

 最近ハマっているのは、謎の道です。

縮尺が小さいと表面上に出てこないんですが、拡大してみると意外に細っこい道が浮き出てきて、それが遠く彼方の、山の中に伸びていたり。

で、それを頑張って辿っていったら、うねうね山間部を縫うように、山向こうの街に到着したりします。

こんな道、誰が作ったんだろうなあ、と感動しますね。

 

 日本海側も好きです。

地図で見えないのですが、海の風景になんかちょっと影があるようで演歌っぽい。

地名とかにも、古風な雰囲気が、さりげなく残っているような気がします。

 

 あと例によって、廃止になった線路跡なんかもよく探検します。

なぜかトンネルの入り口の記載だけがあって、不思議に思って見てみると、昔林業を支えた軽便鉄道跡だったりします。

 

 それは、深い山の中なんかにポツンとあるので、等高線を辿るようにラインを敷いていくと、結構次のトンネルマークに繋がって、どんどん山の奥深くまで行ったりするので、昔の人の開拓精神は凄かったんだなあ、と改めて思います。

 

 と、そんな楽しみ方以外にも、先ほどのストリートビューなんかは、実に実用的です。

行ったことのない仕事先とかも、ストリートビューで目印の交差点とかを一度見ておけば、まず一発で現地につけますし、土地の人より駐車場とか詳しくリサーチしていけるので、ちょっと尊敬されて気分がいいです。

 

 記憶と実地の、パズル合わせみたいな楽しみ方です。

あー、旅がしたいなあ。