2004-06-15

地方出身者の感動、再び

 私は仕事柄、いろんな音響機材を持ち歩いているのですが、その中でも使用頻度が一番高いのがウォークマンです。

 

 ウォークマン(これはカセットテープの時代のです)というものに、はじめて出会ったのは、中学生の時だったのですが、いやあ~田舎の中学生はどえらく感動しました。

第一、当家ではヘッドホンで音楽を聴く習慣がなく(唯一あるヘッドホンは、姉が占有していた)、外の雑音を遮断した状態で、音楽に浸る幸せを知らなかったのです。

 

 手に入れたウォークマンは、3千円で買った再生、早送りのみの、いわゆるパチモンウォークマンなのですが、それでも電池を入れて自転車に乗って、ペダルを踏む足も軽く、太田裕美に浸りながらよく遠出をしたのを憶えてます。

帰る頃には電池切れで、太田裕美がおじさん声になってましたが、電池代がもったいないから、根性で聴いてましたね。

 

 そんなウォークマンとの出会いから月日は経ち、最近また新たな感動に出会いました。

愛用のMDウォークマンがぶっ壊れたので、ワットマンに修理に持っていったのですが、あまりにもしょっちゅうMDが壊れるので、ダメモトでお試しに、ICレコーダーなるものを購入したところ、これが意外にもスグレモノ。

 

 外部マイク(電池式の安いやつ)での録音が、とっても綺麗に録れました。

いやあ、時代はあっという間に進化していたのですね。

しかも10時間半の録音時間なので、ライヴ録音にも最適、ケイタイの半分の大きさなのでかさばらない!ウィンドウズを持っていたら、データの保存もできるらしい(私は持ってません)。

 

 今はまだ買ったばかりで、ウレシイので意味もなく押したり止めたりして、一人で遊んでます。

3万円は高かったけど嬉しい。

最近の科学の進歩ってすごいですね~、と、田舎出身者がまたもや数十年ぶりに、どえらく感動したというお話でした。