あ~、夏はさまざまな生命が、躍動する季節です。
夏なので、すこし涼しいお話を少々。
私は、植物を育てるのは、あまり得意ではありません。
先日も、アジサイの鉢植えを、知り合いの方からいただきましたが、あの花、かなり水を必要とする植物らしいですね。
結局、水やりに失敗して、お花を枯らしてしまいました。
現在は、枝だけに切り揃えて、なんとか復活の日を待っておりますが。。。
そうこうする内に、またもや何かの草花を、偶然に手にいれたので、再度お手入れチャレンジすることにしました。
でも今回のは、なかなかいい感じで、ちっこいお花が咲きました!
で、とってもかわいいので、よく見ようと鉢を手に取って、顔を近付けた時に目撃したものは!!
な、な、なんと、鉢全体にこびりつくように蠢く、無数のアブラムシー!
ギエ~ッと、思わず落っことしそうになりました。
あのムラガリはおそろしい。
でもまあ、彼らも生き物ですし、お花に彼らははつきものなんで、せめて網戸からこっちには来ないでね、の気持ちで、鉢の周りにスプレーで線を引きました。
今は遠くから水をやっています。
で、それは落ち着いたのですが、思い返すと、夏はさまざまな生命が、各ご家庭内に、躍動する季節でもあります。
異様な俊足と、力強い飛びで、家族の団欒に異常な緊張感をもたらす、あのブラックな奴が、、、。
今回は、ちょっとかわいそうな、想像したらゾワンと涼しい、懐かしいお話です。
私の田舎の方では、こちらと違い、茶バネはあまりハバを利かせておりません。
かわりに、黒いテカってるのがメインです。
正式名は、ヤマトゴキブリというらしいですね。
ある夜、姉とザ・ベストテンを見ておりましたら、パタパタパターと奴が横切りました。
で、一斉に2人で警戒体制にはいり、姉が勇敢にも、じわじわと追い詰めていったのですが(実に頼もしい後ろ姿でした)、
『窮鼠、ネコを噛む』
のことわざにもありますように、
『窮ゴキブリ、顔面に飛ぶ』
でした。
追い詰められたヤツは、反転ジャンプ!
なんと、姉の顔に、ブーン、ピタッと止まったんですね。
『ういやああ~!!!』
あんな、恐怖に引きつった悲鳴は、今まで聞いたことがありません。
直後に、寝ていたおやじさんに、
『ヤカましい!!』
と怒鳴られ、可哀想な姉はダブルな悲劇でした。
ヤツを仕留めたそのあとも、かなりショックだったみたいです。
がっくり、肩を落としておりました。
お察しいたします。いまだに。
でも、あの
『ういやああああ!!!』
は、笑っちゃかわいそうだ、と思いつつも、今でも思い出すとつい、腹筋が緩んでしまいます。
そう、それは、魂の奥底から湧き上がってくる、恐怖の叫び。
あんな悲鳴(叫び)、人生で初めて聞きました。
ホント、可哀想でした。
あいつの、あの感触だけはねえ、、、
それが、腹見せて、目にピタッ、だからねえ、、、
そんな目に遭ったら、どうしてもねえ~、体全体が、恐怖で痙攣しますよねえ。
『ういやああ!!!』
どうしても、そう叫びますよね。
ほんと、かわいそうだ。 笑える~。