近所のスーパー丸栄が閉店して、一年以上たったある日。
またそこの建物に、テナントが入りました。
今度も同じスーパーで今度は
『かめつる』
というのが入りました。
おかげで、食品が割高なデパート系スーパーに行かなくて済んでるので、助かっています。
で、以前日記に書きましたが、前回の丸栄時代にも変なレジ係がいて、丸栄に行くたびに、今日も会えるかなーと、マニアックなお楽しみがあったのですが、、、
今回『かめつる』にも、ナイスなレジ係が登場しました。
最初の出会いは強烈でした。
仕事後、疲れた体でお惣菜かなんか買いにいったのですが、お金を払う段になって、レジ係がいきなり、
「こちらの商品♪2割引になって♭¢※⁂、、、、、」
正直、何言ってるのか全然解りませんでした。
ので思わず
「すいません、何ですか。」
と、条件反射的に言ってしまいました。
すると、さらに
「あ、もうしわけらありまてん。こ、こちらの商品♪た、た、ただいまで、です、2割引になって♭¢※⁂、、、、、」
と、余計にヒートアップ。
緊張症なのでしょうか? さらに何言ってるのか、判んなくなってきたので、
「え?なんです?」
と、また聞き返すと、イキナリお辞儀をして、
「たいへんごめいわくた、か、た、かけしてもうしわけありまてん。こちらの商品は、た、ただいまの、と、お時間♭¢※⁂♭¢※⁂」
と、機関銃のように、何かを私に訴えているのですが、結局よく分かりませんでした。
要は、彼は、かなりのドモリ癖で、かつ超真面目な青年みたいです。
彼(千代山さん・仮名)がわたしに伝えたかったことは、
{お客様の買われたこの2割引の商品は、シ−ルの張り間違えで、実は5割引の品なので、只今レジにて値引きさせていただきます。}
ということらしいですが、そのことは、支払いが少なくて済んだことで、ようやく判明しました。
その後もよく彼に遭遇しましたが、千代山さんは、普通の人にありがちの、愛想のいい日悪い日の波が一切なく、つねに彼のふるまいはニュートラル。
何言ってんのかわかんないですが、丁寧で、真面目な、いつもの彼です。
そしてなぜか、彼の仕事ぶりを見てると、いつも心が洗われるような、爽やかな気持ちになれます。
あの、人を絶対裏切ったり、傷つけたりしないような感じといいますか、一生懸命まっすぐな突進系といいますか。
体を使って働くということを、キチンとやってる感が、とっても好感が持てます。
ので、千代山さんがレジの時は、彼にみてもらいたいがために彼のラインに並び、彼の最初のお辞儀から最後の
『ありがとうごだいました』
までをシッカリ堪能し、爽やかな気分を頂いた後で、かならず心の中で
『いつまでも頑張って~』
と声援を送って、店を出ます。
自分も、もうちょっと、ちゃんとやんなきゃと、思わせてくれた、爽やかな好青年でした。