最近、近隣の火事で、非常にコワい思いをしたのですが、その火事は幸いにも、家屋の被害だけで済みました。
その事が、ある意味とても衝撃的だったせいか、火の元関係には、より注意をはらうようになったのですが、ふと何をおもったのか、急によく見回りで町内会とかがやる
『火の用心~、カチカチ!』
というのを、やってみたくなりました。
よく考えると、あれって、なんかいいですよね。
鼻の奥がツンとくるような、さむ~い夜に部屋で布団にくるまっていると、遠くから
『火の用心~、カチカチ!』
というのが聞こえてきます。
それを聞くと、
(あ~、ああして、誰かがちゃんと見回ってくれてるんだ~、ひとりじゃないんだな~)
みたいな、安心感が湧いてきて、なんだか気持ちがほっこりしませんか?
きっと地元の消防団のおっちゃんなんでしょう。
『火の用心』の言い回しなんかも、年季がはいってて、妙に哀愁を感じさせる、さびさびとしたいい声なんですなあ。
そこでわたしは、早速練習に入りました。
少し節回しに苦労しましたが、一応マスターできたかと思います。
これは意外に難しい。
寝ている人の耳障りにならぬよう、そして適度の安心感を与えつつ、注意を促すんですね。
コツは、ゆっくりした歩みと言葉とを同じリズムにして
『ひの、 よー、 じん、 カチ、カチ』
とやるわけです。
節回しは、
『ひの』でグッと音を上げ、そのまま
『よー』で、ベンドダウン(音程を自然に下げる)し、そして肝心の、
『じん』
これは『じんん〜』と発音するイメージで、ずうんとピッチを下げる感じです。
あとは『カチカチ』なんですが、拍子木はまだ買ってません。
購入したら、きっと絶対やりたくなると思うので、買ったらまた報告させてもらいたいと思います。
別に個人で、夜回りやったっていいですよね。