2014-12-01

小さなマイク

 長年欲しい欲しいと思いつつ、なかなか手が出ず、なんとなく憧れのままに過ぎていたもの。

それが、ある日ふとしたキッカケで、手にすることになった時、そこに予想以上の思いが凝縮していたことに、はじめて気付くものですね。

 

 今まで購入が億劫だったのは、今買わなくても、さして不自由しなかったのと、やっぱりお値段が通常の5〜10倍するので、どうにも踏み切れませんでした。

でも今回、買うぞ!と決めた時点で、迷いが完全に消えました。

と、同時にワクワク感がだんだん充満してきて、どうもこの決断は、自分の中の何かを押し上げてくれそうな予感すら感じられて来ました。

 

 ステージ用マイク。

普通のマイク、普通1万8千円くらいで買えます。

まあそこそこの音です。

ピックアップ型は、3~4万円くらい。いいのは7万円台。

ですが、このピックアップマイク、楽器に取り付ける機能性先行のため、値段のわりにあまりいい音しません。

というか、奏者的には、現音を再生してくれさえすれば良いのですが、大抵のメーカーは、痩せた音になってしまいます。

 

 そんな時7年前でしょうか、初めて、あ!これ、自分のそのままの音だ、、、と感じることが出来るマイクと、たまたま出会うことができました。

 

 それからというもの、

『いつかはクラウン』的にずっとそのマイクは狙っていたのですが、前述のように緊急性がないのと、通常の高級品の、さらに2倍のお値段なので、庶民としては二の足を踏んでおりました。

 

 が、今回ようやく、買う!と決め、決めたら即予約を入れ、2日後にはお店で5、6本のマイクヘッドを吹き比べていました。

もうそれだけで至福の時でしたね〜。

何故、もっと早くここに来なかったのか、と思いました。

で、どれもこれも理想的な音で、チョイスに苦労したのですが、ベストのレスポンスを見せてくれた1本を、無事に購入いたしました。

 

 お買い物は女の幸せね~!なんて昭和なフレーズがありますが、人生を変えるお買い物も、たまにはあるような気がします。

マイクはモノ自体は小さいのですが、今後、私の音楽人生に、大きな力を与えてくれそうな予感がします。

姉貴殿も後押ししてくれた気がします。

なので、12月はいつも以上に明るく楽しいライブにしたいな、と思っています。