夢の限定解除。。。
でも今は「限定解除」という、まるで選ばれし者だけが、大空に羽ばたいていけるような、自由っぽい言い方はしないんですね。
単に大型二輪というだけです。
教習所で、限定解除の手続きお願いします、と申し込んだら、自動車学校の可愛い受付嬢に、何それ?みたいに、ハナで笑われてしまいました。
でもね、お嬢さん。
この限定解除という言葉は、僕たちの世代には超特別な響きなんだよ。
覚えといてね。
で、初教習、行って参りました。初めてナナハンに乗った感想はというと。。。。。。。
うー、
ゴツいし、
デカいし、
重たいし、
可愛らしくない。
タンクなんか、もうまるで岩です。
岩石。
優雅さのかけらもない。
岩にしがみついて、走ってるみたいな格好です。
ほんと、何の必要性があって、こんなゴッツいバイクが世の中にあるんだろうと、我ながらとても変ですが、疑問に思いました。
予想以上に、ガタイがデカかったんです。
さらにビックリしたのは、ウォームアップ走行で、周回コースを教官についていった時の、ナナハンのムチャクチャな馬力です。
岩、速い速い。
完全に予想外の、その驚異のダッシュ力。
そして、トルクでかいから、低速でも全然エンストしない。
ちょっとアクセルひねったら、バキューンて飛んでいく。
さすが ” 限定解除岩 ” の実力は、凄まじいです。
大型二輪の免許が、必要な訳がようやく分かりました。
普通に知らずにこんなもん乗っちゃったら、危険どころかアッサリ死にますよ。
こんなのを作る人も、こんなのに乗る人も、やっぱり変です。 自分のことは置いてます。
私はただ今、第一段階の見極めでボロボロ修了、明日から第二段階突入です。
この第一段階の見極めは、実に調子よくなかったので、最後の教官のお手本ライディングテクニックを見る際、
《感極まった表情》
をしてみせ、教官の立ち姿勢での模範では、さらに、
《なんと素晴らしい!!!》
とばかりに、目をキラキラ輝かせました。
そしたら、その教官先生、見極めが終わってから、オマケですよ、と言いながら、私を合格させてくれたのです。
なので、見極め修了、できました。
このように、ここぞ!という場面では、禁じ手も使い、教官心をくすぐり、なんとかやってます。
でも第二段階は、ちゃんと岩の心をつかみ取れるように、頑張らなきゃ!