2015-04-15

映画音楽

 春の嵐が吹きすさぶ、4月も半ば。早いですね~。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 

 巨泉のクイズダービー!!ガッシャン!パチパチパチ (拍手)!!

で、始まる往年のこの番組。

ご存知の方も多いと思います。

このキャッチのみで、ブワッとあの頃が蘇ってくるから、昭和のフレーズ、昭和のパワーは、整合性のとれた平成のパワーに比べて、かなり野心的な感じがします。

野心的なおっちゃんたちが多かったと言うべきか。

 

 この頃の話を語ると、あれこれもう本当に、話は尽きないのですが、この ” クイズダービー ” で、私の人生に関わったクイズが、ひとつ出題されました。

それは、ある映画音楽を流して、

『さあ、この映画のタイトルは何でしょう?』

と、いうものです。→ https://www.youtube.com/watch?v=cbvrGPhd4V8

 

 荒野の七人。

ドーナツ盤のレコード2分強の短い音楽こそが、田舎育ちのわたしを、音楽の空へと飛ばしてくれた、と言っても過言ではありません。

映画はユル・ブリンナー以外は、当時まだ無名であったジェームス・コバーン、スティーブ・マックウィーン、ロバート・ヴォーン、チャールズ・ブロンソンの蒼々たる、俳優人出演の名作です。

 

 荒野を、並んで馬で走る7人の姿のジャケットが入ったレコードは、当時の私の宝物でした。

イントロの、軽快なトランペットとピッコロ、オーケストラヒットのドライヴから一転、テーマに入った瞬間から雄大なストリングスが広がり、グランドキャニオンの壮大な風景と、空と風の青さが、目に浮かぶような響き。

 

 心の底から、この音の世界に行きたい!と思いました。

 

 幸いに、現時点で音楽に携われている事実は、当時の思いからしたら、とても幸せな事だと思います。

願わくばその、忘れかけていた昭和の、野心的な熱い思いをリメイクして、今に生きる自分にフィードバックした形で生かしてゆけたら、、

と、何故かクルマの修理中にふと思った、雨の連休でした。