春の嵐が吹きすさぶ、4月も半ば。早いですね~。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
巨泉のクイズダービー!!ガッシャン!パチパチパチ (拍手)!!
で、始まる往年のこの番組。
ご存知の方も多いと思います。
このキャッチのみで、ブワッとあの頃が蘇ってくるから、昭和のフレーズ、昭和のパワーは、整合性のとれた平成のパワーに比べて、かなり野心的な感じがします。
野心的なおっちゃんたちが多かったと言うべきか。
この頃の話を語ると、あれこれもう本当に、話は尽きないのですが、この ” クイズダービー ” で、私の人生に関わったクイズが、ひとつ出題されました。
それは、ある映画音楽を流して、
『さあ、この映画のタイトルは何でしょう?』
と、いうものです。→ https://www.youtube.com/watch?v=cbvrGPhd4V8
荒野の七人。
ドーナツ盤のレコード2分強の短い音楽こそが、田舎育ちのわたしを、音楽の空へと飛ばしてくれた、と言っても過言ではありません。
映画はユル・ブリンナー以外は、当時まだ無名であったジェームス・コバーン、スティーブ・マックウィーン、ロバート・ヴォーン、チャールズ・ブロンソンの蒼々たる、俳優人出演の名作です。
荒野を、並んで馬で走る7人の姿のジャケットが入ったレコードは、当時の私の宝物でした。
イントロの、軽快なトランペットとピッコロ、オーケストラヒットのドライヴから一転、テーマに入った瞬間から雄大なストリングスが広がり、グランドキャニオンの壮大な風景と、空と風の青さが、目に浮かぶような響き。
心の底から、この音の世界に行きたい!と思いました。
幸いに、現時点で音楽に携われている事実は、当時の思いからしたら、とても幸せな事だと思います。
願わくばその、忘れかけていた昭和の、野心的な熱い思いをリメイクして、今に生きる自分にフィードバックした形で生かしてゆけたら、、
と、何故かクルマの修理中にふと思った、雨の連休でした。