こないだ、ツアー帰りにお仲間になったプレイヤーの方々と、車中でいろいろお話をしました。
私は昔から超食いしん坊で、目の前に食べ物があると、視界からそれが消えてしまわないと、気になって気になって仕方がないタチです。
なので、守備範囲の食べ物を、キチンと綺麗に整頓する(食い尽くす)クセがあります。
でも料理というか調理自体には興味はなく、ダシがどうの、隠し味がどうの、新しい目線でアボガドカレーがどうだ、とか高度なことを言われても、あんまりわからないのです。
ですから空腹状態で台所に立ったとすると、もしテクニックがあっても、こまやかな料理を1時間かけて作るなんて、待ちきれないですねー。
基本はカップ麺に保温飯で、それでとってもとってもご馳走さまなので。
でも車中で、相方のサックスの方(美人プレイヤー)が、わたし料理が好きで~と言う話になって、そこに運転しているリーダーの方(白いおヒゲのダンディーさん・こういう風貌の方、料理得意ですよね)も、実は僕も料理が好きで、と言う話になりました。
なんか、絵に描いたような和やか組み合わせ。。。
ナベ的には、どうしても空腹を抱えながら料理をひたすら作る、そんなストイックな行為が信じられない。
そんなの耐えられないです、究極のMですそれ!と疑問に思ったので、いろいろと話に参加したのですが、ひとつの理解を得ることが出来ました。
それは、料理が好きな人にとっては、食べることより料理を作ることが快感なんですな。
きっと。どうやら。
自分が思い描いた料理を、自ら創り上げる、創作の達成感というものでしょうか。
自分で思い通りのモノ(料理)を作れるという魔法(大げさ?)、を自在に駆使できる行為そのものが喜び、とでも言いましょうか。
たぶん、そうなんじゃないかなー。
わたしも、いろんなものを分解しては組み立てて、以前より良い状態に仕上げることを趣味としているので、お料理好きな方のお話も何となく納得がいきました。
集中してる最中は、空腹が気にならないですからね。
そういうことかあ。解った。
なるほどねー。手っ取り早く空腹を満たすことより、自分の手によることの完成度が大事なんですな。
あー、考えすぎてなんかお腹減ってきた。魔法は知らないが、何か食べよう。。