こないだ久しぶりに、渋谷から電車に乗りました。
この路線は郊外に出るまで、ずっと地下鉄状態ずっとトンネルなので、座れない時は先頭車両の一番前で、トンネルのうねり具合を見ながら、気を紛らわす事にしています。
こういう人、鉄男くんと言うそうです。
で、今回は満員すぎて、鉄男君ポジションはゲットできなかったのですが、満員のすし詰めの中で揺られていると、駅を通過するごとに、壁を隔てた運転台の方から、何やら叫び声が聞こえます。
『◯▲◎♩◉ ーーッ!!ナンタラー!!』
駅員さんがよくやってる、指差し確認だと思われます。
ただフツーの声の大きさではなく、その日の運転手さんは駅通過ごとに、あまりに絶叫するんで、気になってきました。
そうこうしてるうちに、おにいさん二人連れが、なんかボソボソと言い始めました。
男A「なあ、なんか今日、えらく気合入ってるよね!」
男B「おう、なんて言ってんの?」
男A「それがよく聞こえねーんだよ」
駅通過。運転手『♪◯⇒▲◎□♩℃◉※ ーーッ!!ナントカー!!』
男B「なあ、聞こえた?」
男A「いや、わかんねー」
男B「なんて言ってんだろ」
男A「敵が現れた!!つったんじゃない?」
またまた駅通過。運転手『ホンダラカンダラーーッ!!ウンタラー!!』
男A「ホラ!きっと敵が多すぎて、本部に救援要請したんじゃない?」
男B「ふうん。そうか、敵の攻撃をかわしつつ、進んでるんだ。」
またまたまた駅通過。運転手『ホニャララフンダラーーッ!!ハラヒレー!!!!』
男B「今のは?」
男A「今のは、もうやるっきゃない、て言ったんだよ」
男B「いや。じゃなくて、オレならできる!って自分に対して、気合入れたんじゃねーの?」
そうしてるうちに、電車は地上に出ました。
お兄さん達の解説と、運転手のあまりに絶叫ぶりが、よい気晴らしになりましたが、絶叫解説がじつにアホくさく、いい味出してて、爆笑のツボを、グッと押さえつけるのって、ツラかったですね。。。
東京の人って、アホくさい話をする人が、多いような気がします。
お笑いは関西、とよく言うけれど、関東もそれなりに奥が深いですな。
PS, 前回の『串心』ですが、答えは『患』者専用のパーキングでした。みなさんも『串心』を探してみてくださいねー。