この日、古坂ルミ子さんのリサイタルが、赤坂の草月ホールでありました。
以前、お仕事を御一緒させていただいた方で、女優さんでもあり、シャンソン歌手でもある、とても多才な方なのですが、この日のコンサートは、またひときわ艶やかで奥深いステージでした。
もし私が、もっと早くに東京に出てきて、もっと早くにこのなんといいますか、大人の世界というものをですね、ちゃんと解る人間になっていれば、きっと今頃は、ルミ子さんの追っかけをしていたかも知れません。(そっちかい!)
なまじ音楽をやっているものですから、バック(今日の演奏者さん達がこれまたよかった)のサウンドのアレンジだの、ヴァイオリンの絶妙な泣きのフレーズだの、あっちこっち意識が飛んで、聴きながらとても忙しかったのですが、それでもすばらしいステージを終え、最後のルミ子さんの半ベソの挨拶あたりで、会場のおじちゃん達はもう、胸キュンクラクラしてたんではないですかね~。
思わず『ル~ミコォ~』と叫ぶのを抑えるのが大変でした。
飾り気のないとても素晴らしい方です。
私もがんばるぞー。