この人、誰かに似てるよなあ~、なんて思った時。
ああ知り合いの誰それに似てるんだー、やっぱ似た顔の系列ってあるんだー、そのように思います。
たとえば、知り合いの女性が、芸能人やタレントさんとかに似ている場合。
好みはともかく、一応ホメ言葉として、〇〇に似てるね〜、と言ってもまあ、大丈夫な部類じゃないですか。
男の場合、親しかったら、多少変な芸人とかに似てても、シャレで言えますわな。
でも知り合いの女の子とかが、たとえば織田信長に似ていたとします。
いや、似てる人がいるのです。
不思議と女性顔なら、なんかサマになるんですなー。
なんか、涼やかでボーイッシュな感じで、可愛らしいのですが、やっぱり
「なんか雰囲気、織田信長っぽいよね。」とは言いにくいですよね。
言わんでいいことだから、言うな、という説もありますが、あまりにも似てるから、実は言いたくて。
ですので、 ” 織田信長は、男性として男前の部類に入る ” ので、それの女版だからキリっとした女性、ということで、どうしても言いたい(ホメたい)場合、(言わんで良い)
『織田信長ってなかなか男前だよね。だからその女性版とかも、なかなかチャーミングな感じになるかもね。あ、そういえば、なんとなく君、織田信長に似てるね。』
ダメだあ〜。絶対に、内容的にはホメ言葉なのに、ここまで事前に、ていねいに説明文入れても、信長に似てるね!って言った瞬間に、空気が凍りそう。
で、ホメたい訳じゃなく、言いたいのです。
ほんと似てるから。
どことなく織田信長に、似てらっしゃいます、と。
ついでに、美人さんですねって。
ちゃんと。
でも伝えるの、難しすぎる。
あと他には、関取の、稀勢の里に似てるお方もおられましてね。
稀勢の里自体も、均整のとれたお顔で一見キツそうですが、でも笑うととても柔和で人懐こい、とても好感が持てる力士です。
が、これもとっても言いたいけど、やっぱり絶対、言っちゃあいけないかもです。
『稀勢の里って、サムライ風でカッコいいけど、笑うと、とっても柔らかい感じがして、その女性版とかも、なんかキュートな感じかも。あ、そういえば、』
” キュートな感じ ” 、と言うことが、ちゃんと伝われば大丈夫かな、とは思うのですが。
どんなに説明文をかましても “稀勢の里” って言った瞬間に、全ては終わってしまいそうです。
仕事上差し障りが起こります、きっと。
でもいつか、油断した時にポロッと言いそうで、自分が怖いのです。
自分が怖いと言えば、実際の失敗例として、お顔の話じゃないけれど、昔のバイト先で、多分極度の過食でちょっとお腹がせり出てきた女性がいて、うかつにも、
『今、どれくらい(何ヶ月)ですか?』
と、聞いてしまったことがあります。
もちろん違ったのですが。
でも、関西人なだけに、ノリのいい方で、
「いま3ヶ月!」
とわが腹をポーンと叩かれたので、真に受けた私は、お祝いを買って、お渡した事があります。
今考えると、関西エリアだからといって、許されざる天然ボケ具合。
その時のその方の、
「えっっ?」
といった表情が、実はいまも忘れられません。
その方は、それから急速に痩せられましたから、その後わたしは、そのバイト先に、居場所を失ってしまいました。
口は災いのモト。
いい大人になってコケたら、あとあと一生、ダメージ大ですから、気をつけねば、と。
どうぞ、皆さんもご参考までに、お気をつけください。
総括。
《今回のネタ自体が、災いの元じゃあ!》