私は、お坊さんにならなければならない。
生きていると、いろんなことが起こりますが、究極の処世術とは『お坊さんの境地』に少しでも近づくことではないでしょうか。
お坊さんの境地、イコール、第三者の目とでもいいますか。
そう、最近楽器を習いたいというお方が、よく私の教室を訪れてくれるのですが、明るく楽しいレッスンを体験し、親しくお話をするのですが、なぜかそれっきり~、ということが多発してまして。
何がいまいちだったのか、レッスンでは、楽しくてあっという間だったー、とか皆さん仰ってくれはするのですが。
やはり最近白髪が増えているのがマズいのか、、そろそろビゲンで若作りすべきか、とか、鼻づまりな声が耳障りだったのか、とかいろいろと考えて考えて、それはもう切ないくらいに悩みました。
で、すっかり自信を無くし始めたそんな時期に、私に必要なのは先のお坊さん理論ではないか、との考えに至ったわけです。
客観的に自分を俯瞰する。
自分とは、果たして魅力ある人間なのか否か。
そう、自我を離れて自分を見つめ直すと、見えなかったもの、自分に足りなかったものが見えてくるのでは。
それが私が開発した『お坊さん理論』です。
それにより判った、今回のそれっきりの原因が、なんであれ、もう潔く受け入れようではないか。
そう、私はお坊さんになるのです。
そう決めました!
そして、お坊さんになってしばらくしたある日、原因判明。
楽器の首かけ(ストラップ)がまたもや、ヤバくなってたのです。
意外に、 ” 匂い ” は、自分ではわからないものですね。
ただ、モノとしてはとてもいい品なので、ただ単に手入れが良くなかった。。。。
イカかなあ、ウニかなあ?この匂い。
もう酒のアテです。
お坊さんになっていた私は、すぐさま反省し、一晩漬け置き洗いしました。
体験の皆さん、そしてストラップ君、イカ臭くてすいませんでした、、と、心で謝りながら。