今年も私はぐーたら正月をかまし、身も心も平和に過ごさせていただきました。
が、ふと感じたことは、現在のお正月は子供のころのお正月と違い、お店がたくさん開いていますね。
なんだか、年末のあわただしさが、まだ続いているようです。
わたし的にはお正月は、
快晴の寒風に、
閉じたシャッターと、
注連飾り
と、いった昔ながらの謹賀新年が好きなので、いまひとつ盛り上がらないです。
TVで見た、デパートの福袋争奪戦なんかは、画面からオバチャン達が飛び出てきそうで、とっても迫力がありました。
よくあれで、殴り合いにならんもんだね、あの人らはプロなんかな、でも正月そうそう、非常にエネルギッシュで、なんだかたいしたものだと感心しました。
でも私は、やっぱり静かなお正月が好きなので、理想のお正月を求めて、夜中にキャロル号で出かけることにしました。
夜はさすがに車が少なく、家々の明かりも消えているところが多く、静かに新年を祝ってるムードがあり、ナイスなお正月感が漂ってました。
これだよね~、やっぱり!
そういえば、新年の盛り上がりポイントは、みなさん何ですか?
私は、子供の頃は、大晦日11時45分よりの、ゆく年くる年でした。
それの中継で、どっかの山あいの雪の降りしきるお寺の
ゴ~~ン、、、
なんかが出てくると、もう旅行してる気分になってワクワクしてました。
いつか台風の来る前の、ドキドキ感のことを、書いたとこがありましたが、あれと一緒です。
『ここ、しいばむらでは、(BGMはお坊さんの読経)毎年、新年になると、笹でいぶした餅を山の神々に奉納するために、こうしてむらの人々が夜中にお寺に集まり~~』
なんてね。
夜歩きのワクワクと、ゆく年のおごそかな静けさが、これまたなんともいい。
ゆく年、という単語もなんだか、さよなら的な哀愁があってとても良いです。
そして、今はお正月に突入すると、かように夜中に愛車でさまよっています。
厳冬の夜は、いつもの道も。ひと味違った寂寞感が溢れてて、私的には十分、昔のお正月でした。
謹賀新年。