2009-07-01

30年経って

 独り言を言って、年をとったなと感じる   

 時々、やめてしまいたくなる   

 なにもしっくりこない気がする   

 だらだらして、顔をしかめることしかしない   

 雨の日と月曜日は、いつも私をブルーにするの

 

 小学生の時、初めてこの歌の和訳を読んだ時、なんて夢も希望もない、うっとうしい歌詞なんだろう、とウンザリした記憶があります。

メロディはとってもいいのに、なんでアメリカ人は、こんな大味な歌詞を平気でつけるんだろう、ソウルがないなあ、解っちゃいないね。(←お前がな)

 

 フィンガーファイヴとか、沢田研二みたいなカッコイイ歌詞にしたら、もっと売れるのにと、小学生のわたしは、そうおバカなことを思いました。

 

 件の歌は、カーペンターズの世界的名曲

『雨の日と月曜日は』

 

 この歌の素晴らしさは、齢40を半ばにしてようやくのこと解りました。

まあ紙面なので、メロディをお伝えすることはできませんが、ご存知の方は多いと思います。

 

 このメロディにこの英単語のハマリ方! 

クールで、けだるい当時のヒッピーな、虚無な世相を彷彿とさせる、素晴らしい名曲です。

 

 Talking to myself → 独り言を言う

 feeling old → 年をとったなと感じる

 

  和訳では、英語みたいにサラッとリズム感よく、曲にフィットしないです。

が、 ” そういう意味 ” を感じながら聴くと、和訳もなぜか、グッときます。

 

 

いまさらながら、歌詞ってたいした芸術ですね。

久しぶりなのもあって、もう深夜2時に、何回も繰り返し聴いてしまいました。

 

 でもここまで、この曲に共感するのは、あるいは自分が、最近よく独り言をブツブツ言ったり、年をとったから、、なのかなあ。

 

 と言う、深夜の独り言でした。

 

 それではまた~。