2年前、宮崎の車検場でやらかしました。
コトの発端は提出書類を事細かにチェックされ、ついには検査が始まってもいつまでも書類を返してくれず、僕もいい加減アタマにきて
『じゃあ、クルマまで来てください。ぜーんぶ説明しますから』
と、タンカを切ったのが事の始まりでした。
まあ検査はパスしたけど、田舎帰ってまで、いったい何やってんでしょうねえ。
おとなげない、恥ずかしい。。
で、あれから2年。
また車検のシーズンがやってきました。2年前の戦いの場。
いやあ、ひとと諍う(いさかう)って本当疲れるエネルギーですね。
確かに時としては、人として張らねばならぬ意地もありますが、それですら、苦い思いがどうしても残ります。
2年前のドタバタはもう論外。
なので、今回は平和オーラ、美輪明宏になって、その頬にはうっすらと笑みすらたたえ、受付に行きました。
そして、その『いい人の振り』作戦は功を奏し、2年前の検査官A氏もB氏もとっても良い振る舞いで、応対してくれました。
そして、検査は無事合格。
新しい車検証を、何事もなかったかのように受け取り、、、、
ひえ~~っ、もうホウホウの態で、逃げるように車検場を後にしました。
やはり、人の態度は我を映す鏡。
人に接する時には、ゆめ、我を出すことなかれ。
人様の笑顔を引き出すことこそ、人生の器量。
勉強になりました。
宮崎は実はかるかん(泡饅頭とでもいいましょうか)が名物。
かるかんを売るお店が、国道沿いにあるのですが、僕はいつも同じ商店のかるかんを買うことにしています。
で、今回、車検合格のお祝いに(自分が自分に対して)かるかんをいつものように買いに行ったところ、店主さんがお釣りをおまけして返してくれました。
えっ??という顔をしたところ、
『おまけです』
と、言ってくれました。
その時だけのたまたまのおまけでしたが、車検場での緊張の後のほっとした心の憩い。
いや、なんか田舎、宮崎の人の良さに触れたひと時でした。宮崎人でよかった。。。。
ここ最近のちょっとしたお話でした。
そろそろ秋も終わり、冬の気配が忍び寄ってきていますね。
みなさん、お変わりないですか。