2017-11-15

田舎の一コマ

 2年前、宮崎の車検場でやらかしました。 

コトの発端は提出書類を事細かにチェックされ、ついには検査が始まってもいつまでも書類を返してくれず、僕もいい加減アタマにきて

『じゃあ、クルマまで来てください。ぜーんぶ説明しますから』

と、タンカを切ったのが事の始まりでした。

 

 まあ検査はパスしたけど、田舎帰ってまで、いったい何やってんでしょうねえ。

おとなげない、恥ずかしい。。

で、あれから2年。

また車検のシーズンがやってきました。2年前の戦いの場。

 

 いやあ、ひとと諍う(いさかう)って本当疲れるエネルギーですね。

確かに時としては、人として張らねばならぬ意地もありますが、それですら、苦い思いがどうしても残ります。

2年前のドタバタはもう論外。

なので、今回は平和オーラ、美輪明宏になって、その頬にはうっすらと笑みすらたたえ、受付に行きました。

 

 そして、その『いい人の振り』作戦は功を奏し、2年前の検査官A氏もB氏もとっても良い振る舞いで、応対してくれました。

 

 そして、検査は無事合格。

新しい車検証を、何事もなかったかのように受け取り、、、、

ひえ~~っ、もうホウホウの態で、逃げるように車検場を後にしました。

 

 やはり、人の態度は我を映す鏡。

人に接する時には、ゆめ、我を出すことなかれ。

人様の笑顔を引き出すことこそ、人生の器量。

 

 勉強になりました。

 

 宮崎は実はかるかん(泡饅頭とでもいいましょうか)が名物。

かるかんを売るお店が、国道沿いにあるのですが、僕はいつも同じ商店のかるかんを買うことにしています。

で、今回、車検合格のお祝いに(自分が自分に対して)かるかんをいつものように買いに行ったところ、店主さんがお釣りをおまけして返してくれました。 

えっ??という顔をしたところ、

『おまけです』

と、言ってくれました。

 

 その時だけのたまたまのおまけでしたが、車検場での緊張の後のほっとした心の憩い。

いや、なんか田舎、宮崎の人の良さに触れたひと時でした。宮崎人でよかった。。。。

 

 ここ最近のちょっとしたお話でした。

そろそろ秋も終わり、冬の気配が忍び寄ってきていますね。

みなさん、お変わりないですか。