海外に知られている日本の代名詞といえば、ゲイシャ、フジヤマ、ソニー、トヨタといろいろありますが、最近は【オタク】が、海外でウケてるみたいですね。
海外ドラマとかの話の中で、若者が、アニメの主人公や架空のヒーローになりきって、
『俺の名は地獄の使者、ナントカ~』
『私は夢戦士ブルーアイよ』
とかで、週末をアジトで過ごすシーンがあったりして、これなんか、きっと発祥は日本のアニメ文化だろうと思います。
日本でも
『恋愛とは何か?』
というテーマのテレビ番組で、石田純一&美人女医の西川史子さんと、対するフィギュア中年オタク4、5人がやりあっておりました。
が、リアルな恋愛達人お二方と、少女フィギュアに夢見るバーチャル中年たちとの、不毛なすれちがいやりとりが延々と続き、なかなか面白かったです。
その時気付いた、オタクさんたちの共通点として特に面白かったのは、話す機会を与えられたら皆さん、ここぞとばかり溢れるように話し始める点です。
しかも、オタクさんたちだけ判る専門用語がガーッと出てきますから、
いったい論旨は合ってるのか?
或いは果たして聞かれたことに対して、会話のキャッチボールをしているのか?
それ以前に、彼らの語る会話の内容自体が、そもそもよく分からなかったりします。
話がちょっとずれますが、” アヒル口 ” が、オタクさんたちにウケているらしいです。
というか、オタク文化と共に、アヒル口というものが、最近若者たちに浸透してきたらしいです。
アヒル口とは口の両端をキュッと締めて、可愛くみせる女子技らしく、しかも天然アヒルと人工アヒルに大別されるそうです。
天然アヒルでは宮崎あおいちゃん、人工アヒルには広末涼子ちゃんとかが、代表選手なようです。
この話も実は、大学教授が編纂して、一冊のアヒル口研究の本を出しておりまして、この大学教授が暇なのか、アヒル口文化がさりげなく奥深いのか、よく分かりません。
が、僕と同い年の、知り合いの木管の先生が、普段そんなんじゃないのに、写真に写ってたお顔がアヒル口だったのを見て、ギョッとしたことがあります。
この浸透具合から、きっとアヒル口というのも、現代では既に、語るに充分足る文化なんでしょうか。
きっとこの大学教授も実は、女の子のアヒル口オタクなんでしょう。
なので、何かを熱く語っている時点で、その人は広義な意味で、オタクと呼べるのかもしれません。
かくいう私も今バイクにハマってますから、バイクのことを聞かれたら、溢れるように語ってしまいます。
もしかしたらオタクとは、別に悪い人ではないんだけど、話しかけたが最後、役に立たないことを、延々喋り続ける ” ちょっと面倒くさい人” のことを、総称して言うのかもしれません。