2020-02-01

カツ丼の限界

 皆さん、お正月終わってしまいましたよ。

というか、ヒマじゃないはずなのに、1月が31日も日数あったのに全部使い果たし、もう2月です。

ふと思うのは、一体、自分は何を歴史に刻んだのだろうか?

 

 今年のモットーは、健康第一&スルメタイム、噛むほどに味わい深い時間の使い方をするつもりが、あっちゅう間に31日の貯金を使い果たしてしまった。。

改めて今年は健康とスルメに頑張るぞー! 

 

 というわけで、先日カツ丼を食べたのですが、なんか理不尽なものを感じ取ってしまいました。その理不尽さとは、、 

 

 カツ丼1杯¥530−。クーポン使えば¥430ー。

で、安い早い美味しい、超お腹いっぱいになれます。

せいぜい人間の胃袋なんて、それくらいの容量しかありません。 

 

 かたや高級コース料理。

ちまちまと皿をとっかえひっかえ、いろんなものが出てきます。

ちょびっとずつ味わって、まあデザート、コーヒーで締め、という、大人の洒落たひととき、といったとこでしょう。

お値段はまあピンキリですが、安くてもお一人様¥8000ーくらいは、しますでしょうかねえ。 

 

 でも胃袋の容量的には、カツ丼1杯分です。

お高いコースだからといって、お値段が20倍だからといって、カツ丼20杯分の容量が味わえる訳でも、その時だけ胃袋が20倍の大きさになれる訳でもありません。 

 

 そこに理不尽さを、私は感じてしまったのです。

それに” 味 ” に限定すれば果たして、コース料理は、カツ丼の20倍の幸せをもたらしてくれるものなのだろうか。

お腹に入ってしまえば、カツ丼だろうがテリーヌだろうがみな兄弟、私の栄養分として等しくひたすらに消化分配されるだけであって、お値段の差ほどのお得感はないような気がします。 

 

 くれぐれも誤解のないように申し上げますが、私は決して、おフランス料理とか高級料理を否定しているのではありません。

それどころか、そういう豪華食の動画とか見るのは好きですね。

それに、ちょっとよそ行きの気分で食事をたしなむ、というシチュエーションの時には、まさかカツ丼はないでしょう。

そこにカツ丼の限界があります。 

 

 ですが、ハラが減ったら飯を食う。この生存に関わる本能を満足させるのには、カツ丼で十分なわけです。

ですが、よそ行きの付加価値、と言うただそれだけのために、カツ丼20杯分を身代わり(?)にしないといけない、という、世の中の仕組みに違和感を覚えた、冬の夜。 

 

 私はヒマなのでしょうか?