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子供の頃は、さほど旨いと思わなかったものが、大人になったら好きになることって、よくあります。 皆さんはどうですか?
朝のお味噌汁。 ウチは白味噌で、ナベママがなんか朝の6時とかには起きて、毎朝ダシから仕込んでおりましたな。
1年365日、起き抜けの、腹が減ってるのか減ってないのかよく判らない状態で、詰め込まれるお味噌汁は、ありがたいとも美味しいとも思わなかったですが、今は白味噌のお味噌汁と白いご飯さえあれば、90歳まで生き延びる自信があるくらい、大好物になりました。
それと同じように、定番のお弁当に、崎陽軒の『シュウマイ弁当』なるものがあります。
あれ、修学旅行で、数回食わされた記憶があります。
子供心には、唐揚げもハンバーグもついていない、量も少ない、ただただ並んだシュウマイになんかゴチャゴチャオマケがあって、お弁当の薄い板の香りが、食欲にマッチしないその有り様が、全く信じられませんでしたねー。
それでいて結構お高い。 ふん、大名商売が! と心の中で、実は悪態をついていましたのです。
ですが、そんな食品添加物に慣れきったお子様な私の好みもだんだん、ようやく、本物が判るようになってきた、今日この頃。 この『シュウマイ弁当』。 これは、食後のスタミナ感と栄養感が、胃に体細胞に実に優しく染み渡ることに、ようやく気付きました。
あの、お箸でほじれば、実は軽くご飯粒が綺麗に取れる、そして冷えたご飯なのになぜか美味しい。 きっとあの薄い板で出来た弁当殻に秘密がありますね。 かつプラスチックを使わない、地球に優しい基本スタイル。 そして、副食物にさりげなくタケノコ、お肉、生姜、佃煮が添えてあり、バランス完璧。 完食したら、見事な腹八分。
お腹にもたれず、量も適度で、実に優しい気分になれるこの『シュウマイ弁当』。 2020年トーキョーオリンピックの公式お弁当にいかがでしょうか? あと、ライブとかの差し入れにも。。。 |