2017-06-01

懐かしワード・ラジカセ・クロム・パディスコ

 6月に入りましたが、なんか連日あっついですね~!

みなさまお元気ですか?

 

 女子の方はご興味ないでしょうが、昔むかし大昔、ラジカセブームっちゅうのがありました。

そう、中学生だった当時の私には、ステレオとかラジカセとかメタルテープとかは、3種の神器。

もうそれを眺めているだけで、魂を抜かれるような、そんな魔力を秘めた危険なアイテムでした。

 

 そう、ブームが来る最初は、ラジカセといえば大衆食堂で競馬ニュースとかを流してるような、スピーカーひとつの小さいしょぼい代物だったです。

が、なんか、マイク内蔵(歌えるカラオケマイクです)の機種とかが出てくるにあたって、若者(ヤングです)の間で、人気が出てきました。

 

 そして徐々にラジカセは進化して、ついにはステレオ化! 

当時は、肩にラジカセを背負って音楽を鳴らしながら歩く、みたいなのが流行にまでなりました。

実際、私もチャリンコの前かごにラジカセを積んで、第一線のヤングのふりをして当時流行った『ビューティフルサンデー』を大音量で流しながら(今のヤンキーと変わらん)、清武にハイキングに行ったような行かないような。

でも多分実現はしていないな、そんな夢想はしてたのかも。

そんな記憶の構図が脳裏に残ってます。

 

 そして、そんな中学生だった私も、ついに愛機を手に入れました!

ステレオラジカセ🌟日立パディスコ! 

指針式のレベルメーター、テープカウンター、スピーカーもちゃんと大きいのと小さいのが左右それぞれに付いてます。

2ウェイ4スピーカーとカタログでは謳っておりましたね。

これを手に入れてからは、もう嬉しさのあまり、スピーカーがひとつだけしかないラジカセを見るにつけ、それらがしょぼく見えちゃって見えちゃって。

ああ、スピーカーがひとつしかないなんて、ああなんて、貧相な可哀想なつまらないラジカセなんだろうと。

人のなのに、余計なお世話なのに、子供っぽい優越感に浸っていました。

 

 でパディスコには更に、音質ツマミとして高音、低音が付いていて、なんと左右バランスのツマミもあったのは、超高機能でした!!

もう、うっとりです。

テープもちゃんとクロム対応切り替え付き。

痒いとこに全て手が届く! 

あれはお小遣いを頑張って貯めたのだろうか、親が補助してくれたのだろうか。

覚えてない。当時価格で¥44.800− 

すごいですね~。高いですね~。

 

 だからもう、FM曲の録音から深夜放送まで、何やらといろいろ使い倒しましたね。

ただあの頃はヘッドホンというものを持っていなかったので、、、

夜中に音楽を楽しむ場合は、腹ばいで布団に寝そべって頭にパディスコを置き、耳の横に下敷きを立て、反響板としました。

そしておもむろに布団を上にかぶせて、お気に入りの音楽テープをかけます。

そうやって聞くと、下敷きに空気がちゃんと反射して、小さい音でも、めちゃくちゃ臨場感があるのです。

そして階下から親父殿が駆け上がってきて、『順一、ウルサイ!!』どやされるんですな。

意外にも、下にはかなり響いていたようです。すません。

 

 そして今また、ちょっと再燃しているらしいです。

ラジカセブーム。

こないだ見たのは、当時わたしが最高に憧れていた、結局手が届かなかった木目のとても美しい高級ラジカセ。

ソニーの、あの、

【ステレオジルバップ】

 

 実はパディスコより欲しかった。。。  

こいつがなんと、完全レストア済みで、ほとんど新品状態で ¥40.000− でヤフオクに出てました。

フワ~ッと。。。。。。

ポチりそうになりました、、、、、、あまりにも一瞬で、魂が懐かしい昭和に飛んでいったもので。

特に要らないのに。

 

 やっぱり未だに危険だった。。ラジカセ。。。