2010-06-01

脳現場から

 ボケ物語。 皆さん最近お手元は大丈夫ですか?

 

 わたしは、朝の目覚まし代わりに、ほんの軽い運動をしてまして。

それは、腕立て、腹筋、昔習ったテコンドーの型で終わる、ほんの10分程度のささやかな運動です。

もう、かれこれ10年以上やってますから、朝の定番です。

 

 これがなんと、ある日ポカッと抜けてしまったんです。

頭の中から。

 

 ある朝いつものように、腕立てから始まったんですが、最後の仕上げの正拳突き。

ここであれ、いつもここでどの動きしてたっけ、となった訳です。

 

 その次の突きの型は、スムーズに体から動いたんですが、最初にやる正拳の型が、ポッカリ記憶から抜け落ちてしまいました。

 10年以上、同じことを毎日毎日。それがまさか、こんなに必死になっても思い出せなくなるとは。

 

 まあ、慌ててはいけない、僕はまだ若いんだ、ド忘れなんてよくあるさ、じきに思い出すだろう。

そう気を取り直して、そのことは忘れるようにしたら、本当にそのことを忘れてしまって、そして次の朝。

 

 何も考えずに、いつものように腕立てから始めたら、昨日とは打って変わって、アッサリと最後の締めくくりまで、出来てしまいました。

で、愕然としたのはこの直後です。

 

 あれ、今どんな動きした? それって昨日まで忘れてた動きじゃん。 

今、何した?何やったっけ。。。

ほんの5秒前の記憶が消えていました。

 

結局またもやどうしても、正しい正拳突きの動きが思い出せないまま1日が過ぎ、結局記憶がシッカリ戻ってきたのは、3日目の朝でした。

 

 

 また、別の日のこと。

納豆のフタを開けたら、カラシとタレの小袋が入っています。 

で、混ぜるには、納豆の上のビニールを取らないといけないので、糸をひくビニールを苦心して取って捨てたら、さっきまで指でつまんでた、カラシがナイ!!

 

 ほんの5秒前まで手にしてたカラシが、いきなり消えた。

もう信じられなくてあちこち探したら、ビニールと共にゴミ箱に入っておりました。

 

 何考えてんでしょう。

無意識に捨ててたんですな。

手に持ったカラシの思い出が、5秒後には消えていた。

もうメタメタすぎて、自分がだんだん信用ならんようになってきました。

 

 そうした暗然とした気持ちで、カラシの袋を水で鬼洗いし、改めて納豆に混ぜ、ふと気付いたら今度は、タレがナイ!!

またもや、空になったカラシ袋と共に、ゴミ箱にきれいに入っておりました。

タレの記憶も5秒が限界。

いや、もうそれ以前に、学習能力自体が消えている。。。

 

 

 人間の脳細胞は、二十歳前から既に崩壊し始めてるんでしたっけ。

今回は生々しい、脳細胞の崩落現場をリポートしました。