ボケ物語。 皆さん最近お手元は大丈夫ですか?
わたしは、朝の目覚まし代わりに、ほんの軽い運動をしてまして。
それは、腕立て、腹筋、昔習ったテコンドーの型で終わる、ほんの10分程度のささやかな運動です。
もう、かれこれ10年以上やってますから、朝の定番です。
これがなんと、ある日ポカッと抜けてしまったんです。
頭の中から。
ある朝いつものように、腕立てから始まったんですが、最後の仕上げの正拳突き。
ここであれ、いつもここでどの動きしてたっけ、となった訳です。
その次の突きの型は、スムーズに体から動いたんですが、最初にやる正拳の型が、ポッカリ記憶から抜け落ちてしまいました。
10年以上、同じことを毎日毎日。それがまさか、こんなに必死になっても思い出せなくなるとは。
まあ、慌ててはいけない、僕はまだ若いんだ、ド忘れなんてよくあるさ、じきに思い出すだろう。
そう気を取り直して、そのことは忘れるようにしたら、本当にそのことを忘れてしまって、そして次の朝。
何も考えずに、いつものように腕立てから始めたら、昨日とは打って変わって、アッサリと最後の締めくくりまで、出来てしまいました。
で、愕然としたのはこの直後です。
あれ、今どんな動きした? それって昨日まで忘れてた動きじゃん。
今、何した?何やったっけ。。。
ほんの5秒前の記憶が消えていました。
結局またもやどうしても、正しい正拳突きの動きが思い出せないまま1日が過ぎ、結局記憶がシッカリ戻ってきたのは、3日目の朝でした。
また、別の日のこと。
納豆のフタを開けたら、カラシとタレの小袋が入っています。
で、混ぜるには、納豆の上のビニールを取らないといけないので、糸をひくビニールを苦心して取って捨てたら、さっきまで指でつまんでた、カラシがナイ!!
ほんの5秒前まで手にしてたカラシが、いきなり消えた。
もう信じられなくてあちこち探したら、ビニールと共にゴミ箱に入っておりました。
何考えてんでしょう。
無意識に捨ててたんですな。
手に持ったカラシの思い出が、5秒後には消えていた。
もうメタメタすぎて、自分がだんだん信用ならんようになってきました。
そうした暗然とした気持ちで、カラシの袋を水で鬼洗いし、改めて納豆に混ぜ、ふと気付いたら今度は、タレがナイ!!
またもや、空になったカラシ袋と共に、ゴミ箱にきれいに入っておりました。
タレの記憶も5秒が限界。
いや、もうそれ以前に、学習能力自体が消えている。。。
人間の脳細胞は、二十歳前から既に崩壊し始めてるんでしたっけ。
今回は生々しい、脳細胞の崩落現場をリポートしました。