日曜日の夜は、必ず家族が揃って、ご飯を食べていました。
いわゆる家族団欒の時間ですね。
そんな時、よく見ていたテレビ番組に、
日立ドキュメンタリー『素晴らしい世界旅行』
と、いうのがありました。
先日、どなたがアップしてくれたか、この『素晴らしい世界旅行』の最終回のエンディングを、ユーチューブで見ました。
懐かしい久米明さんのナレーションで、
『24年にわたって放送を続けてまいりました、ウィークリー番組、素晴らしい世界旅行は、今週で終了いたします。
長らくご視聴いただき、ありがとうございました。』
当時、ああ、ついに一時代が終わったんだなあ、、、と思わせる瞬間、だったろうと思います。
久米明さん。
御歳96歳にて一昨年(2020年)、天寿を全うされました。
と言うか、テレビを全く見なくなったので、全然知らなかったんですが、久米明さん、2019年のごく最近まで、声優業の活動を続けていらっしゃったんですね。
マジ、、、 すごい、、、!!!
家族が集まるテレビの時間、というものが昔は必ずあって、他の記憶は薄れていっても、そこで見た番組というものは何故か、いつまでも明瞭に覚えているものです。
家族みんなが元気でいた、あの黄金の時間群とセットになっているからなんでしょう。
時代が終わっても、心の記憶にいつまでも残っている時の映像は、いつまでも終わらずに昨日のことのように、思い出されます。
霜冬の夜、久米明さんの、あの独特な語りかけ口調に、しばし懐かしい日曜日が蘇りました。
昭和の素晴らしい世界旅行は、令和の素晴らしき時間旅行でもありました。
平和で楽しい番組でした。
そして小学生ナベは、このまま深夜の、トヨタ日曜ドキュメンタリー『知られざる世界』に突入。