2012-06-15

我慢の漬け置き

 プリンター。

私は、6年ほど前に購入いたしました、キャノンのプリンターを愛用しておりました。

が、ある日ライヴのポスターを印刷した時、急に暖色系の色が薄れ、何とも寒々とした、青色な風景が印刷されました。

 

 インクジェットのプリンターにありがちな、目詰まりです。

これは、プリンター自体のクリーニング昨日では、なかなか解決しない問題なようです。

私もプリンター本体でのクリーニングを、何度も繰り返しましたが、結局どうにもなりませんでした。

 

 メーカーでは、ちょっと前まではプリンターヘッドのみ取り寄せることが可能だったようですが、最近ではこのような部品のみの注文は受け付けなくなったようです。

ヘッド自体はカンタンに取り外せるのですが、商売にならないのか修理でしか対応しなくなり、あるいは買い替えを、暗に勧めているのかもしれません。

 

 まあでもこの程度で、いちいちモノを廃棄していたら、産業廃棄物が増えるばかりなので、いろいろ探してみたらありました!

漬け置きクリーニング液なるものが。

 

 これは、お店のひと曰く、「まあこれで直るとは限りませんがね~。」だそうですが、何事もチャレンジです!

 

 液は各プリンター用にそれぞれ出ていて、しかも2種類ありまして、顔料用と染料用です。

カートリッジのやたらでかい黒インキは、文字用だそうで顔料だそうです。

それ以外の色はすべて染料で、カラー印刷とかで使うインクだそうです。

ちなみに顔料は水や油に溶けず、染料は溶けるそうです。

同じ着色料でも種類があるんですね。知らなかった、、、。

 

 この取り説によると、プリンタヘッドに半日ほど漬けてください、とのこと。

ですが残念なことに、半日漬けても詰まりは解消されませんでした。

 

 もうガックシきましたね。

なんか自分の使っている愛用品がもう使えないんだーとなると、なんだか可哀相で可哀相で。

で、もうダメもとだから、ヤケクソで今度は、一日丸々液にヘッドをつけてみましたところ、帰ってみたらなんと、ヘッドがいつのまにか液をすっかり吸収しておりました。

 

 かなり手強い目詰まりだったようです。

ですが、じっくり時間をかけたら、この洗浄液はちゃんと目詰まりに浸透してくれました。

なので、めでたくプリンター君は現役復帰と相成りました。

いやあ、綺麗に印刷できた時には嬉しかったですねえ~。

 

 なのでまた、秋のライヴポスターは暖色系の色合いで印刷しますので、乞うご期待です。

プリンターが自分で直せたもんだから、なんかウキウキ嬉しかった、ある日の出来事でした。

 

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